2025年秋に開催されるイタリアのポップカルチャーイベント「Lucca Comics & Games（ルッカ・コミックス＆ゲームズ）」への初参加と、イタリアのファンへの敬意を込めて、漫画家・原哲夫が新たな油彩を制作しました。本作は期間限定でイベント会場にて展⽰予定です。

【本作の特徴】

作品のタイトルは『Il Salvatore nellʼArena（闘技場の救世主）』。約70×60cmのキャンバスには、漫画『北⽃の拳』の主⼈公ケンシロウの象徴的な存在感と、絵画・彫刻・古典建築に象徴されるイタリア美術の様式美が融合しています。古代の円形闘技場が舞台。⾚い旗に囲まれ、天上の光を浴びながら、倒した相⼿の兜を⼿に取る世紀末救世主・ケンシロウの姿が描かれています。この⼒強い⼀枚を仕上げるために、原は現地イタリアでしか⼊⼿できない歴史的な図像資料を確認しました。

アトリエで制作中の原哲夫

【展⽰会場、展⽰期間】

本作は、2025 年10 ⽉25 ⽇から11 ⽉2 ⽇まで、イタリア・トスカーナ州ルッカ市のルネサンス様式の教会「サンタ・アンヌンツィアータ・デイ・セルヴィ教会」にて開催される、世界初の原哲夫⼤規模個展で展⽰される予定です。会場では油彩画のほか、100点を超える漫画原画などを通じて、原の画業と創作の歩みを⼀望できます。原は10⽉30⽇から11⽉2⽇までルッカに滞在し、サイン会や特別イベント、国内外メディアのインタビューなどを通じてファンとの交流を⾏います。

【コミックスの特別カバーに採⽤】

さらに、『Il Salvatore nellʼArena（闘技場の救世主）』は展⽰だけでなく、イタリア出版社Panini Comics（パニーニ・コミックス）から刊⾏される『北⽃の拳 究極版』第1巻の特別カバーとして採⽤されるほか、コアミックスによる限定プレミア商品の販売も予定されています。