原哲夫と共に働くたくさんのスタッフを、抜き打ちでチョクゲキ!! 普段は見ることのできない原哲夫の素顔や、仕事のこぼれ話を大バクロするこのコーナー。1年ぶりとなる今回は、活版部門のもちづきひいろさんの登場です!
社歴はスタッフの中でもっとも浅いながらも、すでにコミックゼノンWEBの立ち読みページにて、自身の作品『Going』が掲載されたことがあるもちづきさんからは、どんな言葉が飛び出すのか? いざ、Going!!
肌で感じる“お金をもらえる絵”へのこだわり。
そうして、絵の修行をするためにココに来て、いま半年くらい。1番はじめに先生にひと言だけかけていただいた「お金をもらえる絵を描きなさい」という言葉は今でも覚えていますね。今でもこの言葉のもつ本当の意味を探し続けながら業務にあたっています。
他のスタッフもみんな言っていますが、先生の仕事へのこだわりは本当にすごい。たとえば以前いたスタジオでは、一定のクオリティまで到達させるための努力は当然しますが、1度出してしまえば基本的に修正などはなく、それでおしまい。だけどココではまったく違っていて、むしろそこからが本番で、何回も何回も修正を入れていきます。
先生の絵は、1コマ1コマが、とにかくカッコいい。立ち姿ひとつとっても、ただただカッコいいんですよね。仕草やポーズ、表情など、どうやったらあんなにカッコよくなるのか、もっと勉強したいですね。キャラクターがただ歩いているだけでも、めちゃめちゃカッコいいですから。
はじめて先生と話した内容とは??
はじめにこのスタジオに来た時は、どういう事務所なのかもぜんぜん分からないままだったので、不安しかありませんでした。だけど、まずスタッフの多さに驚きました。他のところだと、作家の先生の家とかでやるイメージだったので「え? オフィス??」って思いましたね。
先生とボクが直接的にコミュニケーションをはかるタイミングはまだありませんね。修正の指示も直接ではなく、朱書きを通してもらいます。でも、先生の誕生日会の時に、たまたま席が近かったので、そこで初めて話をすることができました。
その時に話した内容は、マンガの話だったり、お笑いの話だったり……まぁ、下ネタだったり……(笑)。でも先生は本当にいろいろなことを知っています。やはり普段からさまざまな情報にアンテナを張っているんでしょうね。それもすごいなと感じました。
(後編につづく)