原哲夫がプロデュースを務める読み聞かせ絵物語『森の戦士ボノロン』では年に一度、子どもたちに向けた絵画コンクールを開催しています。最終審査では原哲夫も審査員として参加。子どもの絵だとしてもその審美眼は揺るぎません。
第14回になる今回のテーマは“ボノロンといきもののおともだち”。全国から1000件を超える作品が集まりました。
共催のセブン銀行さん、NTTレゾナントさんの各社代表が集まる最終審査会は子どもたちの作品に心癒され和やかに進んでいきます。
「原哲夫賞」を渡せるのはひとりだけ。
「うーん…これもいいし、あれもいいし…いい絵ばっかりで困っちゃう…。
この子はいきものの方が大きくてボノロンが小さい。だが、それがいい。」
んっ? なにやらぶつぶつ言いながらじっくり作品を眺めています。
突然先生があることに気づきます。
「あれっ、僕が選ぶのは男の子ばかりだ!もちろん女の子の作品もすばらしいけど、男の子の絵には男の子らしい一途さがあるよね」
思いがけない共通点が!でも、本当に力作ぞろいで最後の最後まで悩んでいました。
佳作受賞作品より
そして「原哲夫賞」に選ばれたのはこちらの作品!
埼玉県 金子奏真くん 6才
『しんかいのみんなとあそびたい』
“ボノロンは、深海に行きました。暗くてよく見えませんが、この状況はみんなを「見つけたー!」と思っている所です。みんなも潜って深海のお友達を探してみて下さいね。もしかしたら面白い魚もいるかもしれません。遊んでみて下さいね!”
原「うろこやひれの細かいところまでこだわりを持って観察していて、魚への興味の深さが伝わってきました。深海魚という目の付け所も面白いです。6歳でここまで描けるのはすごい。もしかしたら将来有名な絵描きさんになるかもしれないですね。これからどんな絵を描いてくれるか楽しみです!」
細部へのこだわりは先生も同じ。奏真くんに似たところを感じたのでしょうか。
子どもの絵を見つめている時はやさしい目になる原先生。(いや、いつもやさしいですよ!)
未来への期待を込めて…先生からの愛あるエールです。受賞おめでとうございました!
『森の戦士ボノロン』公式サイトでは原哲夫賞を含む、絵画コンクール入賞作品をご紹介しています。
大人顔負けのすばらしい作品ばかりですので、ぜひご覧ください!